マイケル・ジャクソンが皮膚を自然光にさらさないようにしているのは、もって生まれた体質的な疾患によるもので、異常なほどカバーする様子も今では人々の理解を得ている。だが、時にはやり過ぎて世間に迷惑を掛けることもあるようだ。
ビバリー・ヒルズでかかりつけの医師の診察を受けたマイケル・ジャクソンは、その足で書店に向かった。相変わらずの黒尽くめ、顔にも黒いストールを撒き、黒い帽子、サングラスとマスクはいつもと同じである。
ただしこの日のマイケルは、店内でも傘をさしっぱなしであったため、「ちょっとお客様、他の皆さんに危険ですので…」と注意を受けてしまった。もう傘がないと蛍光灯の光すら怖いのであろうか。それとも傘に隠れ、怪しい本でも手にしていたのであろうか。
ちなみにマイケルの真っ白い肌については、白人への異様な憧れから脱色のための薬を処方されているといった情報が出回ったこともあったが、もっと病的なものである。
彼の父方の家系の遺伝の自己免疫性疾患で、尋常性白斑という黒人の50人に1人が持っているとされるホワイト・スポット(そこだけ色素が抜ける)が、マイケルには幼い頃からいくつもあったという。ただしそれが全身に広がってしまうのは、やはり大変珍しいケースのようである。

